ようやく暖かくなってまいりました♪
暖かく柔らかな春の風と日差し。
菜の花・桜のほころびがなんとも嬉しい気分になります♪
が、しかし、
この時季、暖かさと風で憂鬱な気分になる方もいらっしゃると思います。
「・・・花粉が飛ぶ・・・」
そう!花粉症の方々。。
最近、La Mieuxにいらっしゃる方々の8割ぐらいの方々が
鼻水・鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみなど何らかの花粉症でお悩みでいらっしゃいます。
薬を飲んでるけど、かゆみがおさまらない。
鼻水・鼻づまりが止まらない・・
本当にお辛いですよね。。。
実は、鍼灸は、そんな花粉症の症状を和らげることもできるのです!
もちろん、「花粉症だから、鍼灸に来ました」という方はいらっしゃらないのですが、
通ってくださっている方で花粉症をお持ちの方が直後に
「何だか、いい感じ♪」と最近ご感想いただいております。
西洋医学的に花粉症は、食物アレルギーや蕁麻疹など同じ「I型アレルギー」に分類されます。
このアレルギーは、身体に異物と特定したものに対してIgEという抗体を作りすぎてしまい、その異物を身体から除去しようと働くことで起こります。
本来外敵でない花粉を「異物」と認識してしまったのです。
身体の免疫機能が正常に働いていない状態とも言えます。
東洋医学では、身体が正常に働いている状態は、「気・血・水」のバランスがお互いうまく回っている状態が正常と考えます。
「気」とは、自律神経や体力、「血」は血液、「水」はリンパ液や血液以外の体の水分とお考えいただくと少しわかりやすいかもしれません。
花粉症では、「気」と「水」がバランスを崩している状態が多いと考えています。
そして、このバランスの崩し方はそれぞれ違い、ざっくりとですが、以下の5つのタイプに分けて治療していきます。
①熱がなく、寒気がしてひどい時は風邪なのか花粉症なのか見分けがつかないタイプ
②鼻水、鼻づまり、目・口の中・耳の中のかゆみなど顔面部に症状が限られているタイプ
③部屋に入ったり、外出したりなど温度差や空気の変わるところで、くしゃみが止まらなくなるタイプ
④疲れやすかったり、食欲がなかったり、お腹がゆるく、大量の鼻水やくしゃみを連発するタイプ
⑤喘息の悪化を伴い、治ったと思っても季節的に繰り返すタイプ(治療に時間がかかってしまうタイプです。)
La Mieux では、以上を踏まえ治療をいたしております。
これに加えて、治療効果を持続してご実感いただくためにご希望で耳鍼をしておかえりいただいてます。
これがまた、好評で6割くらいの方に
「なんか、あれつけてたから少し楽だった気がする」
とご感想をいただいております。
花粉症が1度でピタリと止まる!!
というわけではございませんが、免疫機能を正常にすべく、鍼灸で体質改善・自然治癒力を上げてみませんか?
ご縁のある皆様が、昨日よりも今日、今日よりも明日を、心身ともに健康で美しくお過ごしいただけますように・・・
【参考文献】医道の日本2015「花粉症への中医学的アプローチ」齋藤隆裕・太田祐志著