本日は、みなさまによく質問を受ける中から、
「西洋医学と東洋医学は何が違うの?」というご質問についてご説明したいと思います。
西洋医学と東洋医学の違いは、症状の治し方と健康状態の考え方にあります。
例えばおもちゃの車があるとします。
その車が動かなくなってしまいました。
原因は部品の一部が壊れたことで、部品を付け替えたら動き出しました。
西洋医学の場合は、車のパーツを1つ1つチェックして壊れたパーツを見つけ出し、壊れた部品を付け替えて動き出せば治ったということになります。
東洋医学の場合、それまでの車の使い方をチェックし、なぜ部品が壊れたかを考えます。
車を長時間動かしすぎて熱で壊れてしまったのか、他のパーツとぶつかって壊れてしまったのか。
部品が壊れた原因を直しておかなければ、部品を交換してもまた壊れてしまう可能性があります。
東洋医学では、部品が壊れた原因を改善することで、治ったと考えます。
即効性を求めて対処するか、原因まで追究していくかの、どちらにも利点があり、症状の状況・その方のライフスタイルによって選んでいくことが大切です。
そして、健康状態の考え方の違いは、
西洋医学では、体の心臓、肝臓、胃などのパーツに異常がないかで判断していきます。
東洋医学の場合は、「気・血・水」(き・けつ・すい)の流れが過不足なくスムーズに体を巡っているかで判断していきます。
「気」は生命活動を営むエネルギー。
「血」はいわゆる血液に当たるもの。
「水」はリンパ液や汗などの血液以外の体液を意味しています。
また、この「気・血・水」をうまく巡らせるために
「肝(かん)」「心(しん)」「脾(ひ)」「肺(はい)」「腎(じん)」という「五臓」が働いていると考え、
この働きを皆さまの日頃の生活のお話しを伺ったり、脈・舌を拝見して、
東洋医学的健康状態をチェックしていきます。
(この五臓は、西洋医学のものとは必ずしも一致しません。この考えについては、またいつかブログでお話しできたらと思います。)
La Mieuxでは、このような東洋医学の考えをベースに施術をさせていただいております。
しかし、その方の症状や、ライフスタイルで西洋医学的治療が必要な場合は、
そちらを優先するようご提案をいたします。
東洋医学と西洋医学、どちらの考え方もお一人お一人の健康を考えているとても素晴らしい方法です。
貴女に一番あった方法で、貴女の「健康」を提案していきたいと考えております。
肩こり・腰痛だけでなく、背中の張りが偏頭痛や不眠、眼精疲労でお悩みの方、なんとなくスッキリしない体の不調がございましたら、一度La Mieuxの施術をお試しになりませんか?
ご縁のある皆様が、昨日よりも今日、今日よりも明日を、心身ともに健康で美しくお過ごしいただけますように・・・